高速道路を走ると、直線の道が続いているように思えますね。
でも、実際にはカーブがとても多いんですよ。
NEXCOグループによると、高速道路は大部分がカーブでできているそうです。
それなのに、運転している時にカーブが多いと感じないのは、どうしてでしょうか。
東名高速道路の直線部分はほんの一部
日本の高速道路網は、約10,000kmにも及びます。
NEXCOグループのデータによると、日本の多様な地形に対応して建設されたこれらの道路は、山や川を避けるために、多くのカーブが設計されています。
例えば、名神高速道路は、全長189kmのうち、87km(約46%)が直線です。
一方、東名高速道路は346kmのうち、直線部分はわずか16km(約5%)です。
カーブを感じさせない設計
高速道路では、普通の道路と違って、頻繁にハンドルを切る必要が少ないんです。これは「クロソイド曲線」という技術のおかげで、直線と円弧をスムーズにつなぐことができ、運転者はほんの少しのハンドル操作で済むんです。
カーブが緩やかな例
東名高速の富士ICから富士川SAまでの約6kmは、地図で見ると緩やかなカーブが続いていますが、実際に運転するとほとんど直線に感じることがあります。
存在する急なカーブ
でも、急なカーブもあります。東名高速の大井松田ICから御殿場IC間や、東北自動車道の村田ICから仙台南IC間など、特にカーブが急な区間もあるんですよ。
カーブを安全に走行するコツ
適切にスピードを調節すること、視線を適切に動かすこと、そしてカーブの出口で少し加速することが大切です。
これにより、カーブをスムーズにそして安全に通過することができます。
高速道路で感じる「ドライブ催眠」
長時間運転をしていると、時々、頭がぼーっとしてきて眠くなることがありますね。
これは、周囲の景色があまり変わらないことや、刺激が少ないことが原因で起こります。
ドライブ催眠を防ぐ方法
窓を少し開けて新鮮な空気を取り入れたり、テンポの良い音楽をかけたりすると良いですよ。
カフェインを含む飲み物を飲むのも効果的です。
それでも眠気が消えない時は、安全な場所でちょっと仮眠をとるのがおすすめです。
高速道路にカーブが多い理由
高速道路にはたくさんのカーブがあります。
これは、日本の山々や川を避けて道路を作る必要があるからです。
そのため、自然に沿った形で道路が作られ、避けられないカーブが生じます。
これらのカーブは、単なる直線や円弧ではなく、直線部分と円弧をスムーズにつなぐクロソイド曲線で設計されています。
このような曲線を使うことで、車は安全かつ効率的にスピードを保ちながらカーブを通過することができ、高速道路の安全にとても重要な役割を果たしています。